月刊誌「athomeTIME」に掲載!福山の不動産市況と街づくりを語りました

こんにちは。

宅建マイスターの杉野です。

この度、大変光栄なことに、不動産情報サイト大手のアットホーム様が発行されている月刊誌「athomeTIME」より取材を受け、インタビュー記事が掲載されました。

本誌では、日本全国の各地域の特色を紹介する特集ページがあり、その中の「不動産会社の方に聞く」というコーナーで、福山市の代表としてお声がけいただきました。

インタビューでは、現在の福山市の不動産市況や、今後の街づくりに対する私自身の考えなどをお話しさせていただいております。

福山で不動産業を営む者として、またこの街を愛する一人として、貴重な機会をいただき大変嬉しく思っております。

記事の一部を抜粋してご紹介させていただきます。

 

「福山の不動産市況はいかがですか?」

ここ数年は好調で、物件価格も上昇中です。特に、福山駅前では分譲マンション市場が活況。

また、福山市全域では戸建志向の方が多いですが、そちらは価格の関係で中古市場へシフトする流れが続いています。

 

「人気があるのは市内のどのエリアでしょう?」

江戸時代から干拓が進められてきた福山駅の南側や、春日池公園のある東部エリアなどは、以前から人気がある地域ですが、手頃な物件を探すのは難しくなっています。

近年、評価が上がっているのは街の西部、芦田川西岸の国道2号沿いですね。

道路・公園・大型商業施設が整備され、手頃な物件も多いので、特に若いファミリー世代に人気です。

 

「これから福山にはどんな街になってほしいですか?」

今の福山は限られたエリアに人が集まっています。そのため、地価も上がるし、交通渋滞なども起きやすい。万一の災害時のリスクも上がります。

中心部の再開発とともに、それ以外の各地域で魅力ある街づくりを進めることも大切ではないか。

その動きを促すことも、われわれ不動産会社の役割だと思っています。




もし「athomeTIME」をお見かけの際は、ぜひお手にとってご覧いただけますと幸いです。

今後も、福山市の不動産に関する情報や、街の魅力について発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

福山中古マンションウォッチ(2025年5月)

こんにちは。

宅建マイスターの杉野です。

 

福山市内の不動産動向に関心をお持ちの皆様へ、2025年5月1日時点で集計した2025年4月分の福山市中古マンション市場データについて、最新の速報値をご報告いたします。

今回からは、市場の実態をより多角的に把握するため、従来の平均価格に加え「中央価格」のデータも分析に加えております。

売却や購入をご検討される際の参考情報として、ぜひご活用ください。

【築年帯別】福山市中古マンションの市場動向(2025年4月)

まず、マンションの築年数ごとに、4月の市場の動きを見ていきましょう。

主なポイント(2025年4月時点)

  • 70㎡換算平均価格:
    • 築5年未満の物件が4177.83万円と引き続き高水準です。
    • 築10~15年未満の物件は3212.77万円となっています。
  • 平均在庫日数:
    • 築5~10年未満の物件が411.50日と、他の築年帯と比較して長くなっています。
    • 築40年以上の物件も388.90日と長期化の傾向が見られます。
    • 一方で、築5年未満は176.77日と比較的短めです。

 

 

 

年代 在庫日数(日) 平均売出価格(万円)

70㎡換算価格(万円)

全体平均 250.50 2308.03 2260.57
5年未満 176.77 4272.33 4177.83
5~10年未満 411.50 3190.00 2792.78
10~15年未満 193.25 3431.58 3212.77
15~20年未満 271.07 2730.93 2076.90
20~25年未満 220.50 2235.83 2086.21
25~30年未満 252.58 1881.42 1750.14
30~35年未満 264.45 1251.13 1455.37
35~40年未満 302.46 1083.08 1409.87
40年以上 388.90 762.00 879.89

【全体】売出価格(平均・中央)・在庫日数の推移(過去1年間)

次に、福山市全体の中古マンション市場の推移です。

今回より、平均価格に加えて中央価格の集計も開始しました。

中央価格は、データを価格順に並べた際にちょうど中央に位置する値で、極端に高い物件や安い物件の影響を受けにくいため、より市場の実感に近い価格水準を示す傾向があります。

主なポイント(2025年4月・前月比)

  • 全体平均価格(70㎡換算): 2,261万円 (前月2,310万円から -2.1%)
    • 前月から下落し、価格の調整局面に入った可能性が示唆されます。
  • 全体中央価格(70㎡換算): 1,910万円 (前月2,129万円から -10.3%)
    • 平均価格以上に大きな下落を見せており、特に中間層の物件価格帯での調整が進んでいる可能性があります。
  • 平均在庫日数: 251日 (前月248日から +1.2%)
    • わずかに増加し、売却までの期間がやや長期化しています。

 

 

在庫日数 70㎡換算(平均) 70㎡換算(中央)
5月 215

1863

1756
6月 219

1988

1847
7月 235

2084

1906
8月 241

2007

1753
9月 251

2061

1759
10月 261

2168

1935
11月 250

2259

1991
12月 256

2300

2026
2025年1月 254

2321

2125
2月 243

2297

2122

3月

248

2310

2129
4月 251

2261

1910

(70㎡換算価格は小数点第1位を四捨五入して表示)

【供給】新規売出・掲載終了件数の動向

市場に出ている物件数(供給)の動きも見てみましょう。

主なポイント(2025年4月・前月比)

  • 全体流通件数: 151件 (前月145件から +6 件)
    • 市場に出ている物件数は引き続き増加傾向にあります。
  • 新規売出件数: 24件 (前月26件から -2 件)
    • 前月からは若干減少しましたが、依然として一定数の新規供給があります。
  • 掲載終了件数: 21件 (前月21件と変動なし)

 

流通

件数

掲載

終了

新規
5月 138 24 31
6月 147 19 29
7月 147 25 23
8月 147 19 17
9月 140 26 18
10月 140 19 17
11月 136 20 16
12月 134 26 21
2025年1月 130 25 20
2月 141 16 24
3月 145 21 26
4月 151 21 24

まとめ|2025年4月市場のポイント

今回のデータから見える、2025年4月の福山市中古マンション市場のポイントは以下の通りです。

    1. 価格: 全体平均価格、特に中央価格が前月から顕著に下落しました。市場が調整局面に入った可能性があり、今後の動向を注視する必要があります。
    2. 在庫日数: 平均在庫日数は微増。価格調整の動きと合わせて、売却までの期間がやや長引く傾向が見られます。
    3. 供給: 新規売出は一定数維持され、全体の流通物件数は増加傾向が続いています。

    売却をご検討中の方は、今回の価格動向(特に中央価格の下落)を踏まえ、より慎重な価格設定と販売戦略が求められます。

    早期売却を目指す場合は、周辺の類似物件の価格や市場の反応を細かく分析することが重要です。

    購入をご検討中の方は、価格が調整されつつあり、物件の選択肢も増えているため、好機と捉えることもできます。

    ただし、今後の価格変動も考慮し、専門家と相談しながら慎重に物件選びを進めることをお勧めします。

     

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    お客様のご期待に応えるべく、不動産売却のコンシェルジュ、宅建マイスターの杉野が、人間愛をもってお手伝いさせていただきます。

    皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。

     

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    全国不動産コンサルティングフォーラム2025

    こんにちは。

    宅建マイスターの杉野です。

    5月19日(月)、「全国不動産コンサルティングフォーラム2025」に参加してきました。

    このフォーラムは、増加し続ける空き家や空き地に対して、不動産事業者が専門知識を活かして市場に流通させ、地域の健全な発展と経済成長を両立させることを目指すべく、不動産コンサルティングに携わる者たちが一堂に会してそれぞれが持つノウハウを共有、発展、普及させていくものです。

    不動産コンサルティングの普及・推進を目的に、公益社団法人不動産流通推進センターが主催しました。

    記念すべき第1回目の開催ということもあり、私も非常に期待して参加しました。

    「不動産コンサルティング」と聞くと、もしかしたら少し怪しい響きに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

    しかし、実はこれ、2024年6月に国土交通省の「不動産業による空き家対策推進プログラム」に明記され、国も積極的に推進している業務なんです。

    なぜ国が推進しているのかというと、空き家や空き地の中には、遠隔地にあったり、老朽化が著しかったり、相続がなされていないことで権利関係が複雑になっていたりと、市場に流通させることが難しい不動産が非常に多いからです。

    このような市場での流通が難しい不動産が放置されていくと、街の景観が悪くなるだけでなく、災害時の復旧の障害となったり、犯罪の拠点となったり、地域の資産価値が低下したりと、様々な負の影響を及ぼします。

    一方で、これまでの一般的な不動産仲介業務では、成功報酬である仲介手数料のみが不動産会社の収入でした。

    そのため、売れる見込みの低い「難あり不動産」には、町の不動産会社は積極的に関与しにくい状況があったんです。

    この状況を打開するために、国土交通省は仲介手数料の上限を見直すとともに、不動産を取り巻く課題解決にまつわるコンサルティング報酬も受け取れることが明確化されました。


    これからの不動産業界と私の想い

    今後、コンサルティング業務が普及することで、私たち不動産事業者としての活躍の幅が大きく広がると期待しています。

    そして、消費者の方々にとっても、活用できる不動産が増えることで選択肢が広がるというメリットがあります。

    私自身も、この業界の一端を担う不動産事業者として、お客様の期待に応えられるよう、自身のスキルアップにますます励んでいきたいと考えています。

    ・不動産コンサルティングマスター 公式ホームページ

    ・公益財団法人 不動産流通推進センター 公式ホームページ

    ゴールデンウイーク休業のお知らせ

    平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

    誠に勝手ながら、弊社では下記の期間をゴールデンウイーク休業とさせていただきます。

    2025年5月3日(土)~5月7日(水)

    休業期間中は、お問い合わせへのご返信、ご対応などが遅れる場合がございます。

    ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

     

    ■通常営業再開日

    2025年5月8日(木)より、通常通り営業いたします。

     

    ■休業期間中のご連絡について

    休業期間中にお問い合わせいただいた内容につきましては、5月8日(木)以降順次対応させていただきます。

    ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

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