お客様のために、もっと良い不動産のプロへ。業界の先進事例から学んだ大切なこと。
先日お客様へのサービスをさらに向上させるため、広島県宅建協会福山支部が主催する研修会に参加してまいりました 。
今回の講師は、不動産賃貸管理業を日本で初めて事業化したと言われる、三好不動産の三好孝一氏 。
業界の第一線を走るリーダーから、「これからの不動産業」について多くの学びを得ることができました 。
その中でも特に、私がお客様のために実践していきたいと感じた3つのポイントをご紹介します。
データに基づいた、的確なご提案
不動産の世界にはたくさんのデータが眠っています 。
例えば、どのような広告がお客様の目に留まりやすいのか、物件を探す方が何を重視しているのか、といった情報です。
これらのデータを一つひとつ集計し丁寧に分析することで、物件を「売りたい」「貸したい」お客様にはより効果的な広告戦略を、
「買いたい」「借りたい」お客様にはより精度の高いご提案が可能になります 。
感覚だけに頼るのではなく、データという客観的な事実に基づいてお客様の成功をサポートすること。これが私の目指すプロの姿です。
物件の魅力を最大限に。「オープンハウス」の新しい考え方
オープンハウス(現地販売会)というと、「家を売るためのイベント」というイメージが強いかもしれません 。
しかし、今回学んだのは、それだけではない新しい視点です。
それは、オープンハウスを「ご近所の皆様との信頼関係を築く機会」と捉えること 。
販売前はもちろん、無事に買主様が決まった後にも、ご近所の皆様に「おかげさまでご成約となりました」とご挨拶に伺うというお話がありました 。
実際に物件が売れたという事実が伝わることで、「うちも売却を相談してみようかな」という新たなご縁に繋がる効果があるそうです 。
デジタルが主流の時代だからこそ、こうしたアナログで丁寧な活動が、お客様の安心と信頼に繋がるのだと改めて感じました 。
すべては「人」から。従業員への投資という約束
研修の最後に、講師の「不動産会社の社長は従業員に教育のための投資をしていない」という言葉が耳に残りました。
私のような一人で営む会社では、サービスの品質は、私自身の知識や人間性に直結します。
だからこそ、お客様にとって最高のパートナーであるために、外部の研修や勉強会へ積極的に参加し、常に自分自身を磨き続けることが何よりも大切だと考えています。
絶えず学び続けること。それが、お客様に対する私の最も大切な約束です。
最後に
講師の三好氏が経営する会社も、最初は6名の小さな規模から始まり、一つひとつの取り組みを積み重ねてこられたそうです。
会社の規模に関係なく、お客様のために「良い」と思ったことは、まず実践してみる。
講師はこれを「知覚動考(ともかくうごこう)」という言葉で表現されていました。
この学びに感謝し、お客様への貢献という形で応えていけるよう、私自身、より一層努力してまいります。