簡単セルフホームステージングのすすめ

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

最近は、福山市内でも「ホームステージング」をする住宅が増えてきました。

【ホームステージング】一戸建てやマンションを販売する際に、室内に家具やインテリア、照明を配置することで、写真映えを良くしたり、実際の現地で使用感をイメージしていただいたりして物件をアピールする手段の事。

 

実際に、何もない空間と、ホームステージング後を比較した画像があるので、ご覧になってみてください。

【ホームステージング前の何もない空間】

 

【ホームステージング後】

 

何もない空間を写した写真よりも見ごたえがありますし、ちょっと見てみたいな、というワクワク感が出てきませんか?

しかし、このような本格的な「ホームステージング」は数十万円規模のお金がかかるため、資金力のある企業が行うならまだしも、個人で行うのは現実的に難しいと思います。

そこで今回は、費用を”あまり”かけることなく、簡単に誰でもできる「セルフホームステージング」についてご紹介させていただきます。

1.徹底的に掃除

私のブログで何度か取り上げていますが、物件を販売するということはお客様をお出迎えするということです。

埃ぽかったり、キッチンに油汚れがついていたりすると、お客様に良い印象を抱いていただくことは不可能です。

それに、ピカピカになると、他の場所も美しくしたいと思う効果もあるため、まずは徹底的に掃除をすることを心がけてください。

2.切れている照明の交換

素敵な照明器具を用意する必要はありません。

ただし、切れている照明や明らかに他と比べて暗くなっている照明があれば、それはすぐに交換しましょう。

一番良いのは非常に明るい白色LED照明にすることですが、1台当たりの費用が数千円~一万円かかりますので、蛍光灯の交換だけでも十分です。

お客様は晴れた日中を狙ってやってくるわけではありませんから、曇りの日でも夕方でも夜でも、いつでも見学ができる状態にしておきましょう。

3.新しいスリッパと、ラックの用意

スリッパは不動産屋さんが持ってくると思っていませんか?

基本的にはそうなのですが、私達が持ち運ぶのは携帯しやすい薄めのものがほとんどです。

私がおすすめするのは、少し重くて厚みのあるスリッパを、専用ラックに置いておくことです。

専用品を用意することで、お客様をお出迎えしているという姿勢をアピールする狙いもあります。

 

バルコニーやベランダ用にも用意しておくと、なおよいでしょう。

もちろん、玄関にはその他のプライベートな靴や、サンダルは収納して、スッキリ感を演出しましょうね。

4.ホテルライクな厚手のタオル

トイレ、洗面室、浴室に、使い古してすり切れたタオルを置いていないでしょうか。

それもどこかの粗品でもらったような、薄いベージュや薄水色の、タオルというよりも手ぬぐいと言った方が良いようなものを。

 

お客様は特に水回りを見るのですが、清潔感の有る無しが、しっかりとタオルにも表われています。

特に昨今は衛生観念が高まってきていますので、この機会に全て新しいものに交換した方が良いでしょう。

普段使わなくても、用意しておいたものをその時だけ交換すればよいのです。

5.印象を大きく左右する、フレグランス

人は匂いによって、初めてあった人の印象を大きく左右してしまう傾向があるそうです。

詳しい調査結果があるわけではありませんが、これは住宅にも言えると私は考えています。

玄関がカビ臭かったり、リビングが食事後の匂いで満たされていたりすると、素直に言うと、いや~な気持になります。

 

案内前に換気をして匂いを消しておくことは前提としても、さらにそこに、爽やかな柑橘系のフレグランスを置いておくことをお勧めします。

強く甘い香りは、人によって逆効果となりますから、若干感じる程度が良いかと思います。

ドラッグストアで販売しているものは香りのきついものが多いので、雑貨店で販売している、見た目にもお洒落なものを選んだほうが良いでしょう。

《売却力セルフチェックの"すすめ"》

以上、今回は5つのポイントをご紹介させていただきました。

費用が全く掛かるわけではありませんが、2~3万円の投資が、簡単に数十倍に膨らんで返ってくるのが不動産の仲介取引です。

その他にも細かい点がありますので、続きは後日、記事を書いていこうと思います。

 

現在、不動産を売り出し中の売主様は、この機会に自分の物件がどのように販売されているのか、セルフチェックをしてみてください。

簡単チェック方法として、ご自身の物件がどのように販売されているか、不動産広告(チラシやインターネットサイト)を見てみることをお勧めします。

写真の写り映えはどうか、室内はどんな状態で撮影されているか、見やすい写真かどうか、一つずつチェックしてみましょう。

もしも、写真の移りが汚かったり、雑然としていたりすると、実際のご案内に繋がらないだけでなく、案内をしても良い結果にならないことは簡単に想像できます。

 

あくまでも販売をしているのは売主様ご自身ですから、まずは自分で不動産を磨こう、素敵にしようと思ってください。

その気持ちをしっかり応援してくれて、専門的なアドバイスをしてくれるのが、良い不動産担当者だと私は思います。

セルフホームステージングと同様に、ぜひ一度、不動産売却力のセルフチェックをしてみましょう。

 

▼本記事を読んでいる方には、こちらの記事もお勧めです。▼

関連記事①「物件撮影の心構え~準備編~

関連記事②「これは残念・・・物件の魅力を落とす、サゲ写真7選

関連記事③「物件撮影の心構え~撮影編~

 

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当社では現在、売却不動産を積極的に募集中です。

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不動産売却は売主様との二人三脚ですから、一緒に肩を組みあって、不動産売却というゴールを目指し一歩ずつ進んでみませんか。

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変わる福山、繋ぐ世代『ヒューマンズ野上』

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不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

本日は都市の形が大きく変わろうとしている「野上町」のビンテージマンション、『ヒューマンズ野上』を掲載いたしました。

循環型社会のトレンドである、世代を繋ぐリフォーム済みマンションです。

詳しい物件情報は、こちらのページからご覧いただくことができます。

 

詳しい情報は下記リンク先からもご覧いただけます。

 

↓↓物件紹介ページ↓↓

【『変わる福山、繋ぐ世代』福山中心のビンテージマンション・ヒューマンズ野上205号室】

→その他物件情報はこちらからご覧いただけます。

 

 

※物件情報は2022年10月8日現在のものです。すでに売約済みの場合にはご容赦くださいませ。

福山市内中古マンションの平均販売期間『116日』

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

中古マンションを購入希望のお客様は口々に、「マンションは売れやすい」とおっしゃられます。

私自身もそう思うのですが、では果たしてデータとしての販売期間はどうなのか、気になり調べてみました。

今回は福山市内で流通する中古マンションの、販売期間について迫ってみます。

(関連ブログ:ますます下がる、福山市内中古マンション流通価格

 

2022年9月30日時点で販売中の中古マンション

調査方法は単純です。

レインズ、そして各不動産ポータルサイトへ広告開始した時期から、2022年9月30日時点までにおいて、広告掲載の有無で販売期間を計算しております。

一般的には成約時点で広告掲載終了となるためです。

(ただし、中には成約しているにもかかわらず、客引きのために掲載したままの、悪しきおとり広告もあります)

 

販売期間

件数

3カ月以内

(販売開始~90日以内)

40件

3~6カ月以内

(91日~180日以内)

19件

6~9カ月以内

(181日~270日以内)

13件

9~12カ月以内

(271日~360日以内)

7件

1年超

(361日以上)

10件

合計

89件

 

上表が2022年9月30日時点において、福山市内で流通する居住用中古マンション89件を、期間別に集計したものです。

(※賃貸中などの収益物件は除く)

販売開始から3カ月以内の中古マンションが一番多く、次第に件数が減っていることがわかります。

グラフ化するとした図のようになります。

 

 

3カ月を超えたあたりから一気に件数が減っていることが良くわかりますね。

これには2つの要因が考えられます。

 

まず1つ目は、媒介契約の期間です。

媒介契約というものはマンションを売るために売主様と不動産会社が結ぶ契約なのですが、契約期間(=販売期間)を3カ月以内にするのが一般的です。

そのため、通常はこの3カ月以内に成約するような販売スケジュールを組み立てることが一般的となっています。

媒介契約の種類は、『一般媒介契約』『専任媒介契約』『専属専任媒介契約』の3種類があり、3カ月を超えない範囲で媒介契約期間を設ける規定があります。

※更新可能

 

そしてもう1つが、住み替えのタイミングです。

ご存じの方も多いと思いますが、マンションの所有者様は最初から住み替えを前提とした方が多いです。

典型的な例として、子どもが小さいときはマンションで、次第に大きくなってきてマンションが手狭になると一戸建てを新築する、というような感じです。

 

一戸建てを新築される方は、「半年後には新築住宅の引き渡しを受けるので、それまでに売却先が決まっていないといけない」、という方もいらっしゃいます。

そのため、3カ月経過するころには売却先を決め、心理的に落ち着きたいと思われる方も多くなることは、私自身も実務上経験しています。

 

以上の2つの要因から、3カ月程度で売却しているケースが多いのではないかと考えられます。

《平均116日》一方で、販売期間1年超は、全体の『1割超え』

それでは、中古マンションの平均的な販売期間はいったい何日でしょうか。

売主様として気になるのは、いくらで売れるのか、そして、いつまでに売れるのか、の2点であると思います。

売却開始から1年以内のデータを基とすると、平均した販売期間は『116日』となり、『約3.8カ月』となりました。

おおむね、3カ月程度と言っても差し支えなさそうです。

 

ところでなぜ、1年以内をベースにしたかというと、1年を超えると非常に期間が延びる傾向があり、データを歪めることとなる可能性があるからです。

先の表にもありましたが、販売期間が1年を超えている中古マンションは、9月30日時点で89件中10件、意外にも、全体の1割以上もあります。

最長では2年を超える物件もあり、おおむね3カ月以内に売却している中古マンションが多いことを考えると、非常に長期間であると言え、平均を計算するには適さないと判断しました。

(※私は統計学については入門カリキュラムを触った程度の知識であるため、ご指摘がありましたらお知らせください)

 

改めてですが、この数字はあくまでも成約期間ではなく、現時点で販売開始から何日経過しているか、という販売期間の平均であることを強調しておきます。

今後、データの積み重ねによって、面白い傾向を探ることもできるかもしれないので、これからも継続していきたいと思います。

また、実際に成約するまでの期間については、調査の上で改めて、ブログ化を考えています。

 

売り出しから3カ月を一つの目安に

先に挙げた通り、中古マンションの売却はおおむね3カ月を目安に検討をしていきましょう。

当社ではケースによりますが、次の三期間にスケジュールを区分けし、売主様と綿密に販売戦略を検討したうえで、売却スタートしていきます。

 

1.チャレンジ価格期間(1カ月程度)

2.相場並み提案価格期間(2カ月目)

3.最終売り切り価格期間(3カ月目)

 

これはあくまでも一例であり、実際には売主様のご意向を十分反映したうえで、決定をしております。

この中で最も大切なのは、やはり、最初の「チャレンジ価格期間」です。

このスタートダッシュをいかに上手く売り出しできるか、という点が、私達プロの不動産仲介業者の腕の見せ所であると言えます。

当社では中古マンションならではの不動産売却方法を、数多く試してきました。

独自の事例やノウハウを基として、売主様の利益最大化を目指したいと思っています。

何よりも不動産売却は、売主様と私の二人三脚です。ともに不動産売却というゴールを目指して、一歩ずつ前進していきましょう。

皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちしております。

 

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収納アイディアが詰まった、フルリフォーム4LDK一戸建て

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

本日は4LDK一戸建てのフルリフォーム住宅を掲載いたしました。

生活するうえで一番気になる水回り設備は全て新品交換済み、また、外壁塗装屋根塗装まで行われており、防水性能も向上しています。

また、キッチン横のパントリーや2階の小屋裏収納などの収納スペースが充実しております。

詳しい物件情報は、こちらのページからご覧いただくことができます。

詳しい情報は下記リンク先からもご覧いただけます。

 

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【水呑町洗谷地域・フルリフォーム済み4LDK一戸建て・駐車場2~3台分】

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都市機能が集積する沖野上エリア『エメラルドマンション沖野上』

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

 

本日は病院、商業施設、公園等の都市機能が集積する沖野上エリアの中古マンション、『エメラルドマンション沖野上』を掲載いたしました。

平成初期に建築されたマンションで古さは感じますが、3LDKだった間取を2LDK+WIC大胆リノベーションするなど、機能性と快適性が飛躍的に向上しています。

昨今需要が増えてきているペット対応マンションでもありますので、愛犬家、愛猫家の皆様にもお勧めできるマンションです。

詳しい物件情報は、こちらのページからご覧いただくことができます。

 

 

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【エメラルドマンション沖野上402号室・平成初期のリノベーションマンション】

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ますます下がる、福山市内中古マンション流通価格

こんにちは。

不動産売却のコンシェルジュ、杉野です。

10月に入りました。

前回のブログにて、中古マンションの販売動向を取り上げたのですが、2022年7-9月期での動向を見てみようと思います。

(→前回記事はこちら『福山市内の中古マンションは2020年から値下がり傾向』※2022年9月10日投稿)

 

感想からお伝えすると、中古マンション市況はずいぶん及び腰になってきている、というのが率直な感想です。

こちらの表をご覧ください。

四半期

平均価格

(万円)

面積単価

(万円/㎡)

2020年

4-6月

2,101 28.02
7-9月 2,283 29.82
10-12月 2,141 27.83

2021年

1-3月

2,137 28.93
4-6月 2,000 26.12
7-9月 1,948 27.23
10-12月 2,109 27.81

2022年

1-3月

1,957 27.74
4-6月 1,842 25.33
7-9月 1,570 23.23

 

上の表は、福山市内にて、新規で販売開始された中古マンションの価格を、四半期毎に平均化したものとなっております。

※リフォーム済み物件や、収益物件、オーナーチェンジ物件は単純比較できないため、含めていません。

※前回ブログと数字が若干異なるのは、価格変動情報を含めていないためです。

 

まずやはり目を引くのが、表一番下、2022年7-9月期の平均価格「1,570万円」という値です。

価格が低くなりがちな、1Rマンションや旧耐震マンションが市場に出たという要因はありますが、しかし、従来と比較しても極端な下がり方ではないかと思います。

 

次に、面積単価にも注目をしてみましょう。

【面積単価】というものはマンションの販売価格を、部屋の専有面積で割ったものです。

例えば販売価格2,280万円で専有面積75.00㎡であれば、面積単価30.40万円/㎡となります。

部屋の広い、狭いに左右されずに客観的に価格比較ができるため、相場感を比較するうえで便利です。

※土地の坪単価と考えると、わかりやすいかと思います。

こちらも2022年7-9月期で落ち込み、23万円/㎡台の数字を出しています。

グラフ化したものが、下図となります。

視覚化すると、流通価格の落ち込みの激しさが改めて浮き彫りとなりました。

コロナ禍前は福山市内の中古マンションは非常な人気ぶりで、価格が高騰する現象も起きていたのですが、ここに来て販売価格の落ち込みが目に見えてはっきりしてきました。

あくまでも平均価格を単純計算して求めたものであるため、福山市内でマンションは高く売れなくなったという結論を出すのは早計ですが、これまでのような強気価格で売りに出せる状況にないことはまず間違いないでしょう。

今後、マンションは高く売れない・・・?いいえ、方法があります。

では今後、福山において中古マンションは高く売れなくなっていくのか・・・というと、私はそうではないと思います。

確かに流通価格は下がってきている印象ですが、その中でも、相場よりも高く売れているマンションが存在することも確かです。

なぜそのようなことが起きるのかと言いますと、それは、私達プロの販売戦略によるところが一番大きいのです。

販売戦略というのは、売り出し価格の設定、想定される販売期間のスケジュール、広告方法、現地案内方法、クロージング等々の、販売にかかわる全ての要素をミックスしたものです。

 

詳細は改めてブログ化しようと思っておりますが、マンションは売却機を逃すと、販売期間が長期化する傾向にあります。

2022年9月30日時点において、1年以上売れていないマンションは、なんと、全体の1割以上も存在します。(※当社調べ)

マンションが空き室であれば無駄な修繕費や管理費、固定資産税を支払わなくてはならず、売主様の負担が増えるばかりです。

そうならないためにも、マンションの売却は、マンション売買に精通した不動産会社のスタッフへとご相談されるのが一番です。

 

当社ではマンションをはじめ、不動産売却のノウハウをたくさん積み重ねてきております。

さらには、福山市内の不動産市況を常にデータで追っているため、数字に裏打ちされた客観的な売却方法のご提案が可能です。

売却をお考えの方は、当社の無料査定相談を受けてみてください。今すぐ売らないという方でも歓迎です。

皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちしております。

 

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