【研修報告】最新の建築基準法改正と福山市の災害・空き家対策について学んでまいりました(第2回福山支部研修会)

こんにちは。 

福山市の宅建マイスター、杉野です。いつも当社のウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

 

本日、12月2日(火)は、まなびの館ローズコムにて開催された(公社)広島県宅地建物取引業協会 福山支部主催の「第2回福山支部研修会」に参加してまいりました。

不動産業界を取り巻く法律や環境は日々変化しており、私たち宅建業者も常に最新の知識をアップデートし続ける必要があります。

今回は、まさに「今」知っておくべき重要なテーマについて、行政の担当者様や専門家の方から直接講義を受けました。

本日の研修で学んだポイントと、それがお客様の不動産取引にどう関わってくるのか、少しシェアさせていただきます。

研修会の主な内容

今回の研修では、以下の4つのテーマについて学びました。

  1. 建築基準法令等に関する最近の動向について(講師:福山市 建築指導課)

  2. 福山市の空き家対策について(講師:福山市 建築指導課)

  3. 福山市のハザードマップについて(講師:福山市 危機管理防災課)

  4. 土地検査(グリーンテスト)について(講師:土地検査協会)


1. 2025年の建築基準法改正(4号特例の縮小)について

特に大きなトピックだったのが、建築基準法の改正についてです。

これまで木造2階建て住宅などで審査が一部省略されていた「4号特例」の範囲が、2025年(令和7年)4月から縮小されました(新2号・新3号への区分変更)。

これにより、木造住宅の建築確認手続きやリフォーム時の確認申請などがより厳格化されます。

これからお住まいを建築・購入される方、あるいは大規模なリフォームを検討されている方にとって、安全性が高まる一方で、手続き上の注意点が増えることになります。

当社ではこうした最新の法規制もしっかりと踏まえたアドバイスを行ってまいります。

2. 福山市の「空き家」対策と補助金

福山市内でも課題となっている「空き家」について、市独自の補助金制度について詳しい説明がありました。

  • リノベーション費用の補助:若者・子育て世帯等が空き家を購入してリノベーションして住む場合の補助

  • 解体費用の補助:老朽化して危険な空き家(不良空き家等)を除却する際の補助

「実家を相続したがどうすればいいか分からない」「中古住宅を買ってリノベーションしたい」というお客様にとって、非常に有益な情報です。

要件等は細かく決まっていますので、気になる方はぜひご相談ください。

3. ハザードマップと災害リスクの調査

近年頻発する豪雨災害等を踏まえ、福山市のハザードマップ(洪水、土砂災害、津波など)の読み方や、「広島県防災Web」などのポータルサイトを活用した詳細なリスク調査手法について再確認しました。

「警戒区域外だから絶対に安全」と言い切るのではなく、想定しうるリスクを正しく理解し、お客様に正確にお伝えすることの重要性を改めて痛感しました。

安心・安全な取引のため、当社ではこうした公開情報を駆使した徹底的な調査を行っています。

4. 「見えない地中」を調べる土地検査

地盤の強さだけでなく、地中の埋設物(ガラや配管など)のリスクを調べる「グリーンテスト」についても学びました。

土地は表面を見ただけでは分からないリスクが潜んでいることがあります。

トラブルを未然に防ぐための調査方法についても、知識を深めることができました。

最後に

不動産取引は、専門的な法律や地域の防災情報が複雑に絡み合っています。

当社では、こうした研修会を通じて常に最新の情報を習得し、「お客様の利益を守る」「安心・安全な取引を提供する」ために全力を尽くしております。

福山市での不動産売買、空き家の活用、相続に関するご相談などございましたら、お気軽にご相談ください。

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