2024年・福山市不動産市況(中古マンション)

こんにちは。

宅建マイスターの杉野です。

 

有難いことに昨年末から不動産の売却相談が非常に多く、新年からバタバタとしておりました。

本来はもう少し早く更新をしたかったのですが、今回は2024年の中古マンション市場についてまとめましたのでご覧ください。

 

市場への供給は減少傾向、しかし成約件数は増加

2024年に新しく市場に売りに出された中古マンションは246件で、前年(276件)より減少しました。

過去6年間の推移をみると、2019年から一貫して増加傾向にありましたが、2024年は減少に転じています。

※2019年は推計

 

一方、成約件数は86件と、前年(82件)より増加しました。

成約件数は継続して増加傾向にあり、市場の活況がうかがえます。

※西日本不動産流通機構に成約登録されている不動産情報のみの集計のため、実際の数値はこれよりも多いです。

平均成約価格は微増、しかし売出価格との乖離が拡大

2024年の平均成約価格は1891.0万円と、前年(1875.9万円)より微増でした。

しかし、売出価格と成約価格の推移を3カ月毎の平均でみると、2024年4月~6月期から売出価格の急上昇が進んでおり、成約価格との乖離が進展しています。

これは、高く売りたい売主の希望と、実際に売れる相場との間に大きな乖離が生じていることを示唆しています。

需要と供給のバランスが崩れかけている状況であるとも言えます。

現在の状況が継続すると、市場にマイナスの影響を与える可能性があります。

2025年の売却戦略に向けて

2024年の市場動向を踏まえ、売却計画を立てる際には以下の点にご留意ください。

 

1.相場をしっかりと把握する:

売出価格を決定する際は、最新の市場動向や周辺の成約事例を参考に、相場をしっかりと把握することが重要です。

近隣の類似マンションで広告に出されている価格のみで判断することが無いようにしましょう。

2.売却時期を検討する:

需要と供給のバランスを考慮し、売却に適した時期を見極める必要があります。

売れるまで粘り続けるというのは賢い売却戦略とは言い難いです。

3.物件の魅力をアピールする:

購入希望者に物件の魅力を効果的に伝えるために、リフォームやホームステージングなどを検討するのも有効です。

まとめ

2024年の中古マンション市場は、供給減少と成約増加という相反する動きが見られました。

平均成約価格は微増となりましたが、直近で売出価格と成約価格の乖離が拡大している点は注意が必要です。

今後の市場動向を注視し、適切な売却戦略を立てることが重要です。

当社ではそのお手伝いが可能ですので、マンションの売却をご検討されている方はぜひお問い合わせください。

 

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